READYFOR presents オンラインシンポジウム
ミュージアムの未来をつくる 新時代のファンドレイジング戦略
2024年4月18日(木)13:00〜16:20
オンラインセミナー(入退室自由/見逃し配信あり)
博物館・美術館は、ここ数年の社会情勢の変化の煽りを受け、入館者数の問題だけでなく資材費の高騰や、人的資源の不足など様々な要因によって経営の舵取りがより難しくなってきています。寄り添うべき社会課題も増える中で、どのようにこの時代を乗り越えていくべきなのか。クラウドファンディングを駆使し文化施設の未来を切り拓く新しい時代のファンドレイジング戦略を探求するシンポジウムです。
テーマ概要
Theme 1 / 13:00-14:00
ミュージアムのファンドレイジング概論 〜かはくクラウドファンディングを通じて〜
博物館といった文化施設のクラウドファンディングを多くサポートし、認定ファンドレイザーとしても活躍している弊社の廣安より、ファンドレイジング概論をお伝えいたします。その後、国立科学博物館のクラウドファンディングをご担当された田中氏を迎え、かはくクラウドファンディングの実施背景や実務などのお話を伺います。
登壇者
講演:
READYFOR 文化部門長
廣安ゆきみ
1991年生まれ、広島出身。東京大学文学部(美学芸術学専修)を卒業したあと、出版社で歴史雑誌の編集者を経験し、2016年にREADYFORへ。入社以来一貫して、個々のプロジェクトを伴走サポートするキュレーター職。特に文化分野のファンドレイジングに関心があり、2018年、社内に部門を立ち上げる。現在は、美術館・博物館、舞台芸術、芸術祭、文化財など広く「文化・芸術分野」の施設・団体のクラウドファンディングサポートを行っている。
ゲスト:
国立科学博物館 科学系博物館イノベーションセンター 主任
田中庸照
地方公務員を経て、2014年国立科学博物館へ入職。広報、研究活動広報等を経験した後、2023年4月から現職。以前クラウドファンディングの事務局を経験したことから、教育機関のファンドレイジングに興味を持ち、2019年日本ファンドレイジング協会准認定ファンドレイザーを取得。現在も日々勉強中。
仕事の基本姿勢は「失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ。」
Session2 / 14:10-15:10
企業文化施設のクラウドファンディング
1956年、松竹株式会社が演劇・映画事業のなかで収集してきた資料を松竹大谷図書館として公開。1999年、ゼビオ株式会社の創業者がダリのコレクションをメインに諸橋近代美術館を開館。こういった企業が発端となって設立された文化施設においてクラウドファンディングはどういった背景で行われているのか。両館から担当者を招き、きっかけから今後についても掘り下げます。
登壇者
松竹大谷図書館 主任司書
武藤祥子
1990 年より財団法人(現公益財団法人)松竹大谷図書館に勤務、逐次刊行物及び映画資料の整理を担当。2002 年より図書管理システムの管理を担当。2010 年より 閲覧室の所蔵資料展示企画を担当。2014年より主任司書として事務局担当。2012年から毎年運営費や資料の補修やデジタル化のための費用を募るため、合わせて12回のクラウドファンディングを実行。
諸橋近代美術館 総務部統括部長
湯田慎吾
1986年生まれ。新潟出身で琉球大学へ進学後、新潟大学でマクロ経済を中心に経済学を学ぶ。地元の銀行で融資窓口、渉外として働いた後、2013年に諸橋近代美術館に転職。現在は総務部総務統括部長を務める。最近の趣味はアイス作りで、いろんなフレーバーのアイス作りに没頭している。
モデレーター:
READYFOR株式会社 文化部門キュレーター
村山藍里
1996年生まれ、京都出身。同志社大学法学部卒業。キュレーションアプリ企業、EC企業を経て、2022年よりREADYFORに参画。クラウドファンディングを伴走サポートするキュレーター職として、文化・地域部門に所属。これまでに、美術館・博物館、神社仏閣、伝統芸能、文化財、鉄道、酒類、その他地域案件など、幅広いプロジェクトを担当。
Session3 / 15:20-16:20
公立博物館のクラウドファンディング
滋賀県で直轄運営がされている琵琶湖博物館と、横浜市立の帆船日本丸・横浜みなと博物館を指定管理運営をしている帆船日本丸記念財団より、実施までのハードルや準備、副次的な影響など、公立館ならではのクラウドファンディングに関わるトピックスについて、話を掘り下げます。また、クラウドファンディングの継続実施についても議論を行う予定です。
登壇者
琵琶湖博物館 館長
亀田佳代子
1966年神奈川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修了後、琵琶湖博物館開館直後の1996年12月に鳥類担当学芸員として採用される。「湖と人間」をテーマとするびわ博ならではの分野横断的研究を進めつつ、常設展示リニューアルや、海外研究機関や企業との連携活動にも携わってきた。2024年より現職。
帆船日本丸記念財団 学芸課長補佐
島宗美知子
横浜みなと博物館学芸員として、展覧会、教育事業、資料収集保管など多彩な事業を担う。展覧会はこれまで30回以上開催し、これにともなう助成金申請も数多く行う。一時期営業企画課に所属し、旅行会社や学校への営業活動、広報、イベント企画、施設貸出業務などを経験する。自治体、学校、企業、他団体等と協働する博物館活動推進を模索中。
帆船日本丸記念財団 総務課
蓬田奈央
音楽、美術など様々なジャンルの文化施設の勤務を経験後、2019年より財団職員。総務、ミュージアムショップ、寄附といった事務業務を担当している。
モデレーター:
READYFOR株式会社 文化部門キュレーター
佐藤 妙
1990年生まれ、三重出身。多摩美術大学(芸術学部)卒業。現代アートのギャラリーに勤務した後、有限会社カイカイキキにてアーティストのマネジメント業務に従事。2021年よりREADYFORに参画、クラウドファンディングを伴走サポートするキュレーター職として、文化・芸術部門に所属。これまでに、美術館・博物館、神社仏閣、伝統芸能、文化財、芸術大学、現代アートなど、幅広いプロジェクトを担当。
セッション概要
名称
ミュージアムの未来をつくる 新時代のファンドレイジング戦略
場所
オンライン開催
日時
2024年4月18日(木)13:00〜16:20 ※見逃し配信あり
対象
博物館などの文化施設でのファンドレイジングにご興味のある方
博物館にお勤めの方で、経営や財務、広報に従事されている方
博物館にお勤めの方で他館のクラウドファンディングに関心がある方
デジタルアーカイブへのクラウウドファンディング活用方法を知りたい方
複数回クラウドファンディングをする事例を知りたい方
視聴方法
本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。配信ツールとしてはYouTubeを利用します。オンライン配信動画視聴方法につきましては、お申し込みいただいた方へのみ、YouTubeの配信URLをメールにてご案内します。見逃し配信をご希望の方も本ページよりお申し込みください。
当日4月18日(木)までにご案内メールが届かない方はお手数ですが (mkt-art@readyfor.jp) までご連絡ください。
主催
READYFOR株式会社
お問い合わせ
READYFOR株式会社
READYFORイベント事務局
mkt-art@readyfor.jp
本イベントは終了し、申込みを終了いたしました。
ご視聴くださった皆様、ありがとうございました。